一週間前の天気予報は、『晴れ』。
今年はどうやら雨に降られることなく新しい場所での
D-meetingを開催出来そうだ・・・。

いよいよ準備も押し迫る中、その予報だけがラストスパートの糧だった。

ところが、その翌々日には一転予報は『雨』。
それも台風23号が近づいている。
毎日、何回も天気予報を確認するが晴れる確率は上がる様子もない。上がるどころかそのルートは当日に関東を直撃する・・・。
中止か・・・。
いや、何とかなるだろう。
少ないかもしれないけど、必ず何人かは来てくれる筈だ。 そう、自分に言い聞かせ前日準備の為、会場入りをする。

これで明日は雨なのか??と言うほど前日18日は暑い位のいい天気だ。
先発隊のスタッフが集まり準備を進める。

19日当日。
朝からドンヨリした曇り空。空が泣き始めるまでにそう時間はかからなかった。 『降ってきたな。』スタッフも傘、カッパをはおり定刻に持ち場に着く。
『来るのかホントに?』そんな思いの中、時間が過ぎる。
『バイク来ました〜!』無線から持ち場のスタッフの声が聞こえた。
来てくれた・・・。

天気予報は台風襲来を告げているのに、荷物を満載にして走ってきてくれた。

『今日はキャンプ?』
『ええ!』
『こんな天気なのに馬鹿だね〜〜、ハハハ・・・。』

天気など関係ないと、
一年に一度のこのD-meetingを楽しみにして来てくれる奴等がいる。
とても嬉しかった。

雨は俺たちを試そうと言わんばかりに降り続ける。
夕刻には普段より早く暗闇が近づいてくる。

そんな中でも、まだ走って来るバイカー達がいた。
仕事を終え、または遠くから走ってきて今やっと到着したのだ。『お疲れ様、足下悪いから気をつけてね。』
スタッフの声があちこちで聞こえる。

出店のテントにも明かりが灯り、発電機の音が会場内を包む頃、2トントラック2台分も用意した薪には火がたかれ、ここに集まってくれたバイカー達を代表するかの様に雨に消されまいと燃え続けている。

キャンプエリアでは、数こそ少ないが今宵を楽しもうと仲間達の食事が作られ酒盛りが始まっていた。

すっかり暗くなった午後6時過ぎ、手作りのステージ上で恒例となったライブが始まる。
時間が経つに連れブルーシートの屋根からの雨漏りも多くなる中、『7sense』、『森エレクトリックブルースバンド』、そしてD-meetingイチオシの『NO! STANDS』へと続く。
機材を濡らしながら会場を盛り上げてくれたロッカー達に心から感謝。

ステージ前には毎年の常連達を始め、徐々に人が集まってきた。傘を差しながら、または雨に濡れながらドロドロの足下でリズムを刻みむバイカー達。
その中でもひときわ目立ったのが、パンツ一丁になって泥の中にダイブをする若いバイク乗りたち・・・。
彼らの テンションに更に周辺も盛り上がる。
『雨なんかに負けるな!』
ステージ上からの応援歌にビショビショに濡れた笑顔が、そこには沢山あった。

D-meetingは今年で5回目を数える。
すっかり『雨のD-meeting』と異名が定着してしまった様だ。
2ndからずっと雨・・・。と言う事で次回は11月に開催予定だ。少し位寒くても雨よりはいいでしょ?

次で6回目を迎えるD-meetingはD-RUSH MCが主催のミーティングだけれどDメンバーだけでは到底開催する事は不可能だ。
そこには、当日来てくれる参加者のみんなを始め。
大した売り上げも見込めないのに出店で華を添えてくれるショップの人たち。
LIVEで会場を盛り上げてくれるバンドのみんな。
そして、何よりも裏方として各持ち場で頑張って手伝いをしてくれるスタッフ達がいるから開催する事が出来るのだ。
普段から共に走っている彼らを俺達は親愛なる気持ちを込めてD-FRIENDSと呼んでいる。

36名のD-FRIENDS STAFFにお疲れ様、ありがとう・・・。



台風による大雨の中、ここまで来てくれた総勢約350名のみんなに心からありがとうと言いたい。
ミーティングを開催する事の意味。
ミーティングに参加する事の意味。
こうやってみんなと会える事の意味。
そんなものを改めて感じさせて貰ったD-meeting 5thだった。