D-meetingの原点となった場所で再び開催。

東京サマーランド ファミリーパーク。
ここは第二回から第四回の3年に渡って使わせて貰った場所だ。
そこに、北海道からムツゴロウ王国が移転してくると言う事で、新聞やニュースでも取り上げられ話題となり、
この会場でイベント利用していたフリーマーケットを初めとする各団体は使用を断念せざるを得なかった。

あれから5年、D-meetingとしては2度の場所移転を経て、再びこの地で開催する事となった。
何も分からず始めた100人少々の第一回を除けば、実質D-meetingが徐々に認知され初め、現在の開催スタイルの元を形成した場所だ。
『サマーランドでやった時に行った事あるんだよ』と意外な人から言われたり、『サマーランドでやってた時に初めてD-meetingを知ったんだけど・・・』とやっとD-meetingに参加したというバイカーから話をされたり・・・。
D-meetingが生まれた場所と言ってもいいこの場所に再び帰れた事は、当時既にメンバーだった古株にとっても、まだDと出会っていない比較的新しいメンバーにとっても大きな意味があり、何としても来年以降も引き続きこの場所で開催し続ける事が出来るような内容にしなければならなかった。

5年前の約3倍に膨れた参加総数を考えた時、それは単に参加バイカーたちに対してだけではなく、近隣住民や、場所提供をして頂くサマーランドという企業に対しても、我々の姿勢をきちんとアピールし理解して貰わなければならないと言う事になるのだ。

昨年、服部牧場での開催を終えた時点で、雨が降った場合の足場の問題で、次回は開催場所を変更すると即決した。とは言ってもやっと見つけた服部牧場以外で広さ、料金、アクセスなどを考えた時には、東京多摩地区から相模湖辺りのエリアでは一通り探し尽くしていて適当な場所などなかなか見つからない事はとっくに分かっていた。
『ムツゴロウも撤退して使われていないみたいだから、ダメ元でもう一度サマーランドに当たって見よう。』 数年ぶりに営業担当へ電話を入れ、事情を説明。一旦は現状の施設状態では外部団体に貸す事は難しく、今年は無理との返答を貰った・・・。

ここで諦める訳にはいかない。『そこを何とか・・・、必要があれば僕らの方で通ってでも出来る限りの整備をします』と食い下がった。電話口の担当者は、我々の気持ちをとても良く理解してくれて、『上に相談するので、時間を下さい』との事。それから数日後、一応の了解を取り付け、開催企画書を持って事務所を訪問する。救いは以前3回使わせて貰った実績がある事だ。
今年の企画内容、見込み人数を説明すると上司の方の顔色が変わった・・・。
『そんな人数が多いとは思わなかったので、もう一度会議に掛けたい』との事。

おいおい〜。
合格発表前の受験生の気分である。

数日後、やっと最終的な貸し出し決定の承諾を得る事が出来た。
ただし、幾つかの条件がありそれをクリアしなければならない。
バイクやライブの音の問題である。その他にもゴミや焚き火を初めとする火の取扱など幾つかあるが、それは前回までの経験と反省点を踏まえればさして問題ではない。

結果、ステージは現存のステージを使わず、音の流れる方向考え、みんなが見れる場所という訳にはいかないが、ライブハウス感覚でやる方向で決定。
さらに約3000世帯を抱える対岸の自治会に対して回覧板と言う形で事前告知を行うなど、予算的に無理な事も多いが、やれる事はやった。あとは当日の天気を祈るだけだ。
過去サマーランドでの開催はすべて雨。
雨のD-meeting復活、それもまた良しだが、降らないに越したことはない。
そして迎えた11月11日天気予報は50%の降水確率だった・・・。


8回もやってはいるが、毎回ゲートオープンから会場内に人が溜まり始めるまでは、いつもドキドキである。
ある程度の見込み人数は予想しているが、天気によって人数が大きく左右されるのは野外ミーティングの宿命だ。少なければ少ないなりに心配事もあるが、多ければ多いで駐車スペースやキャンプスペースが入りきるか、ピーク時ともなると主催側としての機敏な判断を求められる。

入場第一号は大阪から夜通し走って来てくれたDの友人溶解人間だ。数年ぶりの登場に受付前が一気に盛り上がる。(ホテルマンになってもヤツのテンションは健在だった! 笑)
以前はまだ無かったあきる野ICがアクセスをより良くし、そこから2キロ少しの会場までの川沿いの道ではハーレーのイグゾーストノートが途絶えることなく続いていた。
一台で来る者、数台で来る者、クラブなど多くの仲間と走って来る者達、どの様なスタイルで来ても楽しんでもらえる事をポリシーにしているのがD-meetingだ。
それは第一回から少しも変わっていない。

プライベートミーティングなどの比較的小規模なキャンプ以外ではきっと見た事がないであろう焚き火は、第一回から一度も消すことなく9年続けて来た。そのまわりで多くの出会いがあり、また翌年その火のまわりで再会を果たす。
これがD-meetingの根底であり、続けて行く意味でもあるのだ。
この数年は、わざわざ有給休暇を取って来てくれる土日休み組も多くなり、D-meetingでなくても再会の場所は沢山あるかもしれない。
でも・・・、
D-meetingのあの焚き火のそばで、
今年最後の酒を酌み交わす
今年最後のマジメな語りをする、
今年最後に思い切り弾ける・・・それぞれのD-meetingの過ごし方を満喫してもらえたらと思う。

会場内は、日帰り組、泊まり組も入り乱れて大賑わいだ。
レイアウト上の事ではあったが、初めての試みの屋台村では所狭しとテーブルを囲む酔いどれ達が宴に盛り上がり、林間キャンプエリアではタープを照らすランタンの明かりの下、仲間や家族だけでマッタリとした心地良い時間を過ごしている。
天気予報が伝えていた雨は、その予定時間をいつの間にか過ぎ、薄らと朧月が空に浮いているではないか。 焚き火はそんな夜空に少しだけのオレンジ色を放っていた。

参加者みんなが帰り誰もいなくなった会場での最後のスタッフミーティング。
とうとう降り出した雨の中、みんな痛い足を引きずりながらも心地良い疲れを感じていた。
そして参加者総数約1450名の今回の第9回を終えた今、D-meetingとして、D-RUSH MCとして大きな目標と確認しあったのが来年の10回目”Anniversary10th”だ!
平日開催にこだわり、MC運営にこだわってきたこの10年間の思いを色んな意味でもう一度振り返り、俺たちに出来る事、俺たちなりに伝えていきたい事をどうやって形にするか・・・。
9thの終了は、そのまま10thのスタートを意味していた。

来年もまた会いましょう!